【自動車保険比較ガイド】損しない自動車保険の選び方を教えます!

【自動車保険2-5】車両保険

 

 

【1】「車両保険」とは?

 

車両保険は、契約している車が、偶発的な事故で損傷するなどした場合に支払われる保険金です。その車の修理費などを補填することができます。

 

基本は「車同士の事故」に対する補償

 

車両保険には、保険会社ごとに、いろいろなプランがあります。例えば、車同士の衝突事故しか支払対象にならないプランや、車庫入れを失敗してドアをこすっただけで支払対象になるプランなど、さまざまです。

 

さらに、自己負担金ゼロのプランもあれば、自己負担金を例えば20万円などに設定して、実際の修理費用と自己負担金の差額しか支払われないプランもあります。

 

 

当然、保障が手厚いプランは価格が高くなり、そうでないプランだとリーズナブルな価格設定になります。

 

なので、どのプランを選ぶか決めるには、自分がどこまで保証してほしいのか、明確に決めておく必要があります。


 

スタンダードプラン or フルカバープラン

 

車両保険のプランについて、もう少し具体的に説明します。イメージしやすいように、架空の保険会社「ABC損保」の車両保険プランで説明します。

 

このABC損保には、スタンダードプランとフルカバープランの2種類の車両保険プランがあると思ってください。これら2つのプランの違いは、次のような補償対象の違いです。

 

架空の保険会社「ABC損保」の車両保険プラン
スタンダードタイプ
(エコノミー)
フルカバータイプ
(オールマイティー)
車対車の衝突・接触

火災・爆発

台風・竜巻・洪水・高潮

落書き・いたずら・窓ガラス破損

飛来中または落下中の他物との衝突

電柱・ガードレールなど、自動車以外の他物との衝突・接触

×

自転車との衝突・接触

×

墜落・転落

×

当て逃げ

×

盗難

×

地震、噴火、それらによる津波

×

×

※○:補償されます、×:補償されません
※保険会社によって保証項目の組み合わせは異なります。

 

車同士の衝突事故はどのプランも対応

 

この架空の保険会社「○○損保」の車両保険だと、車同士の衝突事故については、どちらのプランでも保証金が出ます。

 

しかし、例えば車庫入れに失敗してドアを凹ませたとか、カーブを曲がりきれずにガードレールに突っ込んでしまったとか、対車以外の事故では補償金が支払われません。

 

また、盗難にあった場合なども、フルカバープランを選んでおかないと、保証金が1円も支払われないところに注目してください。車両保険は、補償が出る出ないの条件が細かく決まっていて、自分で選んだ範囲内でしか補償されません。

 

新車ならフルカバー、それ以外はスタンダード

 

フルカバープランだと安心感はあります。ですが、それだけ保険料が高くなるのも事実です。

 

個人的な考えとしては、車がまだ新しい場合(中古車市場で高く売れる場合)には、フルカバータイプを選ぶのがいいかもしれません。

 

ですが、車が古い場合(中古車市場ですでに価値が下がっている場合)には、スタンダードタイプか、あるいは思い切って車両保険はつけないという考え方でいいと思います。

 

 

大きな損傷を修理してまで乗り続ける価値があるかどうか。このあたりの見極めが、車両保険のプラン選びで重要になってきます。


 

車両保険の免責金額とは?

 

車両保険の免責金額というのは、車両保険が支払われるときに、契約者自身が自己負担する金額のことです。例えば、免責金額を20万円などに設定しておくと、20万円を超える分の補償しかありませんが、保険料がいくらか安くなるわけです。

 

バンパーを激しく損傷したケースなどでは、30〜100万円くらいかかるケースもあります。この条件で計算すれば、修理費の実費から20万円を差し引いて、10〜80万円くらいの補償金が支払われます。

 

この「20万円の手出し」をどう考えるか? 20万円も手出しがあるなら、いっそのこと新車に買い替えたほうがいいという考え方もあると思います。このあたりは、ひとりひとりの価値観であったり、経済事情によって判断が変わってきますね。

 

ちなみに、全損の場合は、免責金額を差し引かずに、保険金が全額支払われるのが一般的です。

 

【2】「車両保険」についてまとめ

 

補償内容
補償の対象者

保険契約者

補償の概要
  • 偶発的な事故によって、契約中の自動車が損害を受けた場合に、車両の修理などにかかる費用を補償してもらえる保険です。
  • その事故で、車内やトランク等に積んでいた身の回り品に損害が生じた場合にも、保険会社で定める限度額まで補償されることがあります。
注意事項
  • 契約前からもともと存在する欠陥については補償されません。
  • 自然消耗、故障、タイヤの損傷については補償されません。
  • 事故相手の車両と運転者あるいは所有者が特定されない場合は補償されません。
  • 古い車(初年度登録から18年など)については契約できません。
  • 保険金額が高額(1,000万以上)な車種は契約できません。
  • 車両クラスが高い車種(車両クラス9など)については契約できません。(例えば一部のスポーツカーなど

 

保険金額の目安
全損の場合

保険金全額が支払われます。免責金額を設定していても全額の支払いとなります。

全損以外の場合

実際にかかった修理費(損害額)から、免責金額を差し引いた金額が支払われます。

※金額は保険会社によって異なります。
※ここで示した数値は参考値ですので目安程度にお考えください。